これからの季節はやっぱり牡蠣!

ありがとうございます。福井です。
突然ですが、みなさんはどんな時に秋を感じますか?衣替えをした時、紅葉が始まった時など様々あると思いますが、私は金木犀の香りを感じた時です。通勤途中に金木犀の木があり、毎朝その香りに癒されていました!

さて今回は、これから旬を迎える牡蠣についてお話します。牡蠣といえば海のミルクと呼ばれていますが、その理由は、身がきれいな乳白色であることと「完全栄養食品」ともいわれる牛乳と同様に、栄養が豊富であるからです。では、牡蠣に含まれる栄養素にはどのような効果があるのでしょうか。

免疫力アップ

牡蠣は食品の中で最も多く亜鉛を含んでいます。亜鉛は体内の様々な酵素の構成成分で免疫力を高める働きがあります。不足すると、肌荒れや傷が治りにくくなるだけでなく、味覚障害といった深刻な症状が現れます。

肝臓機能の強化

肝臓の機能を高めるのがタウリンです。タウリンには、胆汁酸の分泌を促進させて血中コレステロールを低下させる作用や血圧を調整する作用があります。このタウリンも牡蠣が含有量1番です。

造血作用

牡蠣には鉄分が多く含まれており、中でも吸収率の高いヘム鉄が多いのが特徴です。さらに造血作用を助ける銅やビタミンA、B1、B2、B12、葉酸なども含まれているため、貧血の改善に効果的です。

疲労回復

牡蠣に含まれる糖質のうちの50%がグリコーゲンです。グリコーゲンは体内のエネルギーが不足すると分解されて、体に必要なエネルギーを補い、疲労回復に役立ちます。


こんなにも優れた食品である牡蠣ですが、食べるときには注意が必要です。それは、ノロウイルスに感染する危険性があるからです。ノロウイルスに感染すると、下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れます。感染を予防するには、85度で1分間以上加熱することが推奨されており、市販の加熱用の牡蠣は決して生で食べないようにしましょう。

ノロウイルスによる食中毒は確かに怖いですが、正しく調理すれば問題ありません。旬の牡蠣は身がぷりぷりで栄養満点です。さらに、体を温めてくれるので、これからの寒い季節にピッタリです!

最後に
先日、西井さんが紹介していた「柿」を食べました。頂き物だったので産地は分かりませんが、富有柿で種がなくて食べやすかったです!やはり旬のものを食べるのはいいですね!秋といえば、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋など色々ありますが、私にとっては食欲の秋です。みなさんもそれぞれの秋を楽しんでくださいね!

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惣菜管理士 福井里菜

実はすごい!秋の食材「きのこ」

ありがとうございます。西坂です。
10月になりました!私も入社して半年がたったばかりですが、先日来年の新入社員の内定式に参加させていただきました。自分の内定式からもう1年が経ち、自分もあと半年で先輩になると実感しました。

前回の西井さんの投稿にもありましたが、実りの秋は美味しいものがたくさんありますね。
今回は秋の食材「まつたけ」にちなんできのこ類をテーマにお話します!

「香り松茸味しめじ」ということわざをご存知ですか?
松茸は香りが1番良く、しめじは味が1番良いという意味です。
きのこ類には松茸、しめじ以外にも椎茸、えのき、エリンギなどたくさんの種類がありますね!

私は椎茸が好きで、学生時代に自分の家で育てていました(笑)
栽培キットは2000円程度で、育てるのは毎日霧吹きで水を与えるだけなので簡単にできます。気になる方は是非やってみてください。

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さて、きのこ類にはどんな特徴があるでしょうか?   

1、食物繊維が多い

きのこ類は食物繊維が豊富で特に、不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維とは 水に溶けにくい繊維質で、水分を保持し、便のかさを増やして排便を促す作用のほか、発がん性物質などの腸内の有害物質を体外へと排出させる働き持つとも言われています。

2、カロリーが低い

きのこ類はカロリーが低く、特にぶなしめじとまいたけは100gあたり20kcal以下です。かさ増しに利用したり、たくさん食べても太りにくいのでダイエットの強い味方ですね。

3、ビタミン・ミネラルが豊富

きのこ類はビタミンB群、ビタミンD、カリウムなど様々な栄養素を多く含んでいます。美肌効果カルシウム吸収率アップ高血圧・むくみ予防につながります。また、ビタミンDは紫外線を浴びるとビタミンD量が増えるので干し椎茸を料理に活用していくのも良いでしょう。

 

他にもいろいろな特徴があるきのこ類ですが、その種類によっても効果は異なるのでたくさんの種類のきのこを食べて秋を感じつつ、健康になりましょう!

最後に
この前自宅で作ったミルフィーユカツです。お肉は豚のもも肉薄切りですが、えのきをたくさん巻きかさ増ししました。とても食べごたえがあり、家族にも好評でした。

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管理栄養士  西坂紗央里

 

 

実りの秋となりました。

ありがとうございます。西井です。

長く暑かった夏も秋へと移り変わろうとしていますが秋と言えば、いも、栗、柿、梨、葡萄などがあります。
その中で岐阜と言えばが有名ですね。
今回は柿についてお話いたします。

岐阜県では富有柿、干し柿にされる蜂屋柿などがよく知られています。
富有柿は岐阜県瑞穂市居倉が発祥とされている完全甘柿の一種です。柿の品種は全国各地でたくさんありますが、現在、富有柿は柿の中で最も多く生産されている品種となっているそうです。富有柿の特徴は比較的平たい形をしており、果肉が緻密でとろけるような甘味があり果汁が多いことです。富有柿の収穫期は10月下旬から12月中旬ごろに多く出回ります。

柿には大きく分けて、皮をむいてそのまま食べられる甘がきと干して干し柿にする渋柿があります。
渋柿はそのままでは食べられない柿であり、乾燥させることにより、渋みがなくなり、甘味が強く感じられるようになり、干し柿として食されます。

柿に含まれる渋みはシブオールというタンニンでポリフェノールの一種です。水溶性の為、口に入れると溶けだして渋く感じます。干すことによってタンニンが不溶性になるため、渋みが唾液に溶け出さず、渋く感じなくなります。もともと渋柿は甘柿よりも糖度が高く、干すことで水分が抜けてさらに糖度が高くなります。干し柿の甘みは砂糖の1.5倍、甘柿の4倍にもなります。干し柿の表面の白い粉は加糖やブドウ糖が結晶化し、表面に浮き出たもので、たくさんついているものほど甘いそうです。

栄養面で見てみると、生で食べる甘がきは体内のナトリウムを排泄する役割のあるカリウムを多く含みます。また、ビタミンC、ビタミンAを豊富に含み特にビタミンCは柿1個で一日の必要量をほぼまかなえるくらい含まれており、疲労回復、風邪予防、がん予防、老化防止に効果があります。
一方、干し柿は甘柿に比べてビタミンCは少ないですが代わりに糖分は4倍カロテンは3倍にもなります。食物繊維も多く含みます。甘柿は体を冷やしますが、干し柿は腸を丈夫にし、内臓を温めます。

100gあたり エネルギー 水分 たんぱく質 糖質 ビタミンA ビタミンC カリウム 食繊繊維
甘柿 60kcal 84g 0.4g 0.2g 420μg 70㎎ 170㎎ 1.6g
干し柿(生) 63kcal 82g

0.5g

0.1g

300μg 55㎎ 200㎎ 2.8g

気温差が大きく体調を崩しやすい今、ビタミンA,Cを豊富に含む旬を食べるといいですね!

また。柿は二日酔いに効果があるといわれています。これは、柿に含まれるビタミンCやタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出する働きがあり、カタラーゼやペルオキシダーゼといった酵素がアルコールの酸化、分解を促進し血中アルコール濃度の上昇を防ぐからです。

最後に、
学生時代地産地消をテーマにしたコンクールに出した一品です。
岐阜県特産の里芋、岐阜県地鶏、しいたけを使いクリームコロッケにし、ソースを柿で作りました。
いずれ機会があれば詳しくご紹介しますね。
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惣菜管理士 西井史恵