岐阜県の盆踊り

ありがとうございます。堤です
最近は、雨の日が多く蒸し暑い日が続いておりますがまだ、朝方は寒い日もあるので、夜蒸し暑いからと言って油断して風邪を引かないようにしてください。

7月になったばかりで少し早いとは思いますが今回は、「岐阜県の盆踊り」について紹介しようと思います。
今年もお盆が近づいてきました。皆さんお盆期間は、休みの人が多いと思います。

 

まず最初にお盆とは、旧暦の7月15日(現在の8月中旬)を中心に行われる先祖の霊を祀る行事で正式には「盂蘭盆会」というそうです。
由来は、仏教のお釈迦様の教えからきているそうで、お釈迦様の弟子が母親を供養したことが始まりです。
次にお盆といえば「盆踊り」です。
私は、盆踊りとお祭りは一緒のものであるとずっと思っていましたが、この二つは別のものです。
祭りは、もともと神仏や祖先をまつることで身を清め、供物をささげて祈願・感謝・慰霊などを行う儀式でした。一方、盆踊りはお盆の時期に先祖の霊を供養する行事で、お盆で帰ってきた先祖の霊を楽しく送り出すという日本独特の考え方に、仏教の盂蘭盆会が交わることで日本で広く受け入られるようになった行事です。

そして、岐阜県の盆踊りといえば何と言っても「郡上おどり」です。
郡上おどりは、岐阜県郡上市で400年以上行われる盆踊りで、日本三大盆踊りのひとつです。始まりは、江戸時代の城主が、士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを、城下に集め踊りを奨励したため盛んになりました。期間は、7月中旬から9月上旬にかけて行われ、盆踊りとしては日本で最も長い期間となります。中でも8月13日から16日かけての4日間は、徹夜おどりと呼ばれ郡上おどりのクライマックスで、一夜で数万人の人が踊ります。郡上おどりには、全部で10種類もの踊りがあるそうです。また、踊りが上手い人には郡上おどり保存会の人から免許皆伝をもらえることがあるそうです。

また、郡上市にはもうひとつ「白鳥おどり」という盆踊りがあります。白鳥おどりは、7月中旬から8月下旬にかけて行われており、8月13日から15日は郡上おどりと同じで徹夜おどりが行なわれます。こちらは別名を「白鳥マンボ」と言われていて、踊りのテンポが早いので若者に人気があります。また、神社で行われていた「拝殿踊り」が元となっているため、神社の拝殿に切子灯籠を吊り下げて楽器、太鼓を使わないで踊ることも特徴です。

 

最近では、盆踊りをやっているところが少なく、実は私は踊ったことはありませんが、1度は踊ってみたいと思っています。
皆さんもお盆休みには親戚の集まりや家族でお出かけなどをして過ごされるかもしれませんが、お盆には先祖の供養をしっかりとすることをお勧めします。
私は、毎年お盆の前に家族で、お墓がある徳島までお墓参りに行きます。日帰りで行くのですがちょっとした旅行で毎年楽しみにしています。下の写真は、去年お墓参りの途中に行った四国八十八か所の1番札所霊山寺の写真です。