夏バテしていませんか?

ありがとうございます。福井です。

熱戦が繰り広げられたリオデジャネイロオリンピックが終わってしまいましたね。卓球女子団体の3位決定戦は、私も銅メダルを獲得するまで見入ってしまいました。閉会式の日本のパフォーマンスも素晴らしく、今から4年後の東京オリンピックが楽しみです!

さて今回は、夏の暑さからくる夏バテについてお伝えしたいと思います。

夏バテというと、身体がだるい、食欲がない等の軽い症状が思い浮かびますが、実はうつ病などの精神的な疾患を発症することもあるのです。
では、なぜこの夏の時期に体調を崩しやすくなるのでしょうか。

原因は、暑さによって食欲不振となり栄養不足を引き起こしていること、室内と屋外の温度差が自律神経の乱れ引き起こしていることです。自律神経が乱れると、体温調節機能が低下するため、頭痛やめまいなどの症状が現れます。
また、暑いと冷たい物を多く摂りすぎてしまいがちです。これにより胃腸が冷えて胃の働きが低下してしまうので、さらに食欲がなくなるのです。他にも、疲労や睡眠不足が原因として挙げられます。
夏バテになってしまったら、しっかりと栄養を摂り、体を休めることが一番なのです!


そこで、夏バテに効く食材を紹介します。以前紹介された鰻や夏野菜もその一つですので、参考にしてくださいね。

①ニンニク
ニンニクにはアリシンが多く含まれており、これはニラやネギにも含まれる成分です。ビタミンB1の吸収を高め、その効果を持続する働きがあるため、エネルギーの代謝がよくなります。また、ニンニクには食欲増進効果もあり、夏バテには最適な食材です。

②梅干し
梅干しはクエン酸が豊富で、疲労物質である乳酸を分解し体外に排出してくれるので、疲労回復に効果があります。スポーツをする際に、レモンのはちみつ漬けがいいと言われるのもこのためです。他のかんきつ類にもクエン酸は含まれますが、やはりレモンに一番多く含まれています。

可食部100gあたり

レモン グレープフルーツ オレンジ
クエン酸(g) 3.0 1.1 0.8

③モロヘイヤ ※削除
モロヘイヤのネバネバ成分であるムチン*は、弱った胃腸の粘膜を保護してくれます。

*ムチン
投稿時は里芋などのネバネバ成分をムチンと称することが一般的でしたが、現在ではムチンは動物性の物質であり、植物性には誤用であるとされています。
=Wikipediaより=
↓植物の「ねばねば成分」の呼称。
日本では山芋などの「ねばねば成分」(植物粘液)もムチンと称されてきたが、2019年、ムチンの研究者である丑田公規はこれについて「誤った用法」とし、1928(昭和3)年以降,山芋だけでなく,植物全般にムチンは存在しないと学術的に結論付けられているのが現状である.
と生物工学会誌で指摘[7]。
2020年、日本食品科学工学会は『食品工業辞典』(日本食品工業学会編、昭和54年第1版発行)のムチンの解説を動物より分泌される粘質物一般をいう。に訂正するとの「お知らせ」を公式サイトに掲示した[8]。
≪2021.6.8追加≫

 

④甘酒
冬の飲み物というイメージが強い甘酒ですが、実は夏の季語なのです!江戸時代には、天秤棒を担いで甘酒を売り歩く甘酒屋が夏の風物詩だったようです。「飲む点滴」と言われるほど栄養満点なので、栄養不足が原因の夏バテには最適な飲み物です。また、整腸作用や美容にも効果があるなんて、嬉しいですよね!冬は温めて飲みますが、夏は冷やして生姜を入れると、さっぱり飲めて生姜の効果で血流がよくなり体も温まりますよ。

この他にも、レバーや豚肉、ワサビや唐辛子などの香辛料も疲労回復や食欲増進に効果があります。ここまで、夏バテに効く食材をいくつか紹介してきましたが、何より栄養バランスの良い食事を1日3食しっかり食べることが大切です。そして、十分な睡眠をとって、厳しい残暑を乗り越えましょう!

最後に
先日、大学の友人に会いに石川県に行ってきました。海がとてもきれいで、足だけ浸かったのですが、ようやく夏らしいことができて満足です!
みなさんもリフレッシュの時間を大切に、心から健康になりましょうね♪
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撮影:石川県 松任海浜公園

惣菜管理士 福井里菜