うなぎは万能食材!

ありがとうございます、西井です。
暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

ところで、この暑い夏を乗り切るスタミナ食としてうなぎがいいと言われていますが、一体いつ頃から夏にうなぎを食するようになったのでしょうか?

万葉集、巻十六  759年(天平宝字3年)
「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云う物ぞ うなぎ取り召せ」 大伴家持

とありますから、なんと1,200年以上も前から夏バテにはうなぎ、と言われていたことがわかります。

今のように庶民が土用の丑にうなぎを食べる習慣が一般化したのは江戸時代中期の万能学者 平賀源内が夏場にうなぎが売れなく、困っていたうなぎ屋さんに「本日、土用の丑」と張り紙をしたところ大繁盛したことがきっかけと言われています。
丑の日に「う」のつくものを食べると病気にならないという風習もあつたことから、次第に定着するようになりました。

うなぎは「美容食」といわれるほど栄養価が高い食材です。
免疫力を高め、疲労回復効果のあるビタミンA,B群,Eや、骨粗鬆症予防に必要なビタミンDコレステロール値を低下させ、動脈硬化を防ぐEPADHAを豊富に含みます。
その他、鉄分を含むため貧血予防、またコラーゲンビタミンA,Eは抗酸化作用があり、アンチエイジング効果や美肌効果が期待され、女性に嬉しい食材ともいえます。
栄養豊富なうなぎですがビタミンCが含まれないため、ビタミンCを含む野菜などのメニューをプラスすることでより栄養価が期待できます。

100gあたり

 

うなぎ

(蒲焼)

さば

(焼き)

たい

(焼き)

牛肉

(モモ 焼き)

ビタミンA(μg) 1500 20 26 0
ビタミンB1(㎎) 0.74 0.22 0.04 0.10
ビタミンB2(㎎) 4.1 0.32

0.06

0.27
ビタミンD(μg) 19.0 1.3 1.0 0

DHA(mg)

 1300  1500  890

 0

 

またうなぎの薬味に山椒があります。
漢方薬としても使われる山椒には胃腸を温め、消化を促進する効果があります。
栄養満点である反面、油っぽく消化に悪いうなぎに山椒を組み合わせることによって消化を助ける効果が期待されます。そのため胃腸の働きが弱まる夏場にはぴったりの食材ともいえるのです。

うなぎを食べて暑さに負けない健康美人になりましょう!

惣菜管理士 西井史恵

 

 

コメントを残す