社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

社長より

●05年8月1日号

象潟や料理何くふ神祭(きさかたや りょうりなにくう かみまつり) 曾良

陽暦8月1日(陰暦6月16日)昼に汐越村に着き、鎮守熊野神社の祭礼に来合わせた。食物をつかさどる豊岡姫に「お祭りのご馳走は何ですか」と尋ねた句

(7月21日昼記す)
ありがとうございます。
岐阜経済大学非常勤として前期の最終講義を終えました。「食環境論」を論じその資料作成に相当な時間と力を注ぎ込んだ半期でした。産業革命後の環境問題の歴史や論文、20世紀特に後半の農産物をめぐる食環境の課題をあらためて省みることが出来ました。
21世紀に入りBSE牛肉や鳥インフルエンザの衝撃から食品安全基本法・健康増進法・食育基本法の制定や農業白書の方向づけなど食の大切さがクローズアップされています。容器リサイクル法改正も論じられたり、福祉介護の中での食との課題も浮かび上がっています。「いのちと食」を考え感謝することや、ふれあいの中での食、あるいは和食の良さや伝統食の尊重も見直されるようです。安心安全な、おいしい、楽しいそして鮮やかな(出来れば、お値打ちな)健康のための食事解決はいよいよ社会的重要認識されるでしょう。責務ととらえ、「ありがとうございます」「健康・健脳」「5つの誓い」「美濃身土不二」など進めてゆくことがきっと社会に喜ばれると信じます。

さて昨夜20日にメルサ美濃味匠関係者があつまり「おつかれさま会」が持たれました。
19日でメルサが閉店(今後は名鉄百貨店の枠組のなかで改装)しました。日頃とても元気なスタッフが涙ぐみながら思いを語られ、その姿に深い感謝と寂しさを共有しました。10数年のご努力と愛着の深さに今一度感謝を申し上げます。ほとんどの方が近くの美濃味匠で再挑戦戴けますので、良い機点にしたいものです。

世の中も、人生も全て循環波動があるものです。天の創造主は、きっと「より多く役立つように気づくチャンス」を導いているのだと考えましょう。
JR高島屋が出来、「メルサ」の時代役割は終えたのでしょう。これを気づきとして、さらに、より喜ばれる姿を求めるべき、との天の気づかせなのでしょう。
これに気づき、当社も(詳細は未定ですが)名古屋駅前地区で、本当により喜ばれること求めてあらためてアクションを進めたいと思います。
名古屋駅近くにキッチンを開設します。駅前地下街テルミナの店が少し大きくなることに対応したり、名鉄さんで新コンセプト店創造、近鉄パッセ店やJR店もレベルアップ図りたいものです。環境は常に変化し、停滞のままでは「不必要」となるのは「ヤナゲンさんが平和堂へ営業譲渡」「名鉄パレさん再生へ」等一連の再編ニュースで感じる通り他人事ではありません。

「ありがとうございます・いらっしゃいませ」「ありがとうございます・またお越し下さい」の挨拶やメンバー同士の「ありがとうございます・挨拶」がまだ不十分の店が見受けられます。商品の不十分さを売る人の接客の心・行動で補うことあり得るけれども、人の接客の悪さを商品で補うことは絶対できません。
「ありがとうございます」は「手洗い」と共に当社メンバーの必須・遵守項目です。出来なければ、即お客様は離れられます。自分の店が無くなるのはとても寂しいものです。仲間としての縁をますます強く紡ぐためにも、あいさつの励行を心よりお願い申し上げます。