社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

社長より

●04年1月1日号

おいしい地下水自噴する芭蕉元禄村の「身土不二」で「健脳・健康」に役立とう。

門松や おもへば一夜 三十年
初春まづ 酒に梅売る 匂ひかな  芭蕉

ありがとうございます。あけましておめでとうございます。
本年、大垣は芭蕉生誕360年記念事業でフィーバーしそうです。私も地域活動の中で、「芭蕉の生きた時代、徳川綱吉(犬公方)将軍の『元禄』の良さを再認識しようと「芭蕉元禄(ミュージアム)村構想」を提唱しました。特に町民レベルまで食文化が芽生えてきた時代です。食事も2度から3度になり精白米や砂糖が食べ始められ菓子や酒も広がりました。貝原益軒の「養生訓」もこの時です。

バブル崩壊後、特にこの数年で銀行や保険会社、通信や流通、大手ゼネコンや自動車まで再編成し、社会全体が様変わりです。元禄もバブルでこの後大デフレとよく似ています。そんな変革時期には食生活も大きく変わるのでしょう。共通項は「本物」「コンフォート=快適」「身土不二」「医食同源」でしょう。

HMR最先端のRF1さんはトヨタカンバン方式を導入され全国展開、ビジネスモデル構築されています。
カッパ寿司も惣菜で攻め始めました。柿安さんは駅から離れた低家賃の住宅地立地で大きな売上を作られています。時流の風は間違いなく吹いてきています。特に都市住人にとりHMRが生活必需の社会スタイルになってきたのでしょう。周辺へ大きなうねりを起こしそうです。当社売上の地域シェアで愛知県が53%と過半となりました。たった10坪の名古屋店が2億狙う状況にもなっています。本山や藤ヶ丘も伸びています。平針やいりなかも伸びそうです。立地では無くなって来たようです。

「美濃っ子ごんぼ」や「とろ鯖押寿司」(注・「奥の細道 鯖街道 とろ鯖押寿司」に名前変更します)も千円という価格で求められるようになりました。おむすびも品質で認められるようになってきました。「外はカラッと中はジューシー・若鶏のから揚げ」も競合の中、勝つ場面が増えています。「鶏とごぼうのちぎり揚げ」も芽生えてきました。デリカスイトならでは、美濃味匠特有の名物をどんどん提案し育てましょう。
おいしい地下水や健脳の里・大垣が本社のデリカスイトです。説得力もあります。きっとできるはずです。

数年来「・長所伸展の経営」を唱えてきました。昨年は・最低の躾が大前提(a. 商品面:常時Cランク品の排除・b. 人の面:ルール違反者の絶無化)を訴えました。本年はその両方・・を実行に移す時と思います。良いものをどんどん伸ばし讃え、望みなしのa,bは厳しくアウトに。それがみんなニコニコの原点でしょう。
丸岡オープンセールで隣接2倍売り場のカネ美さんに善戦しているのも「強みを活かした売り場」だからでしょう。稲沢アピタの利益貢献も狭い店での「強み活かし」です。面積当たりや人・時あたりの生産性良くするには強みの商品や人で攻める。攻めながら引く(閉店近くでも積極的に攻める品を持つ)ことでしょう。

幸いDAKOSシステムも整備充実、PDCA担当も充分機能するような環境間近かとおもいます。HMRの風、大きなチャンスです。もちろんまだ厳しい経済情勢は続きそうですが、今年前半の勝者が、後半には報われる面が出てくるのでは?という感じです。