社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●2015年7月1日号

生産性向上協議会 首相官邸で開催。
ありがとうございます。6月18日に初めて、首相官邸に行きました。「中食・外食はじめ、旅館、運送、医療や介護などのサービス産業の生産性向上協議会」の立ち上げです。
安倍総理総理大臣は、6月18日をサービス業の生産性向上に向かった革命のスタートの日と歴史に残そう!と熱く語られました。
また、「賃上げに伴う消費回復が期待されるなか、今後、労働力不足の克服がアベノミクスの最大の課題になる。この課題を乗り越えるには生産性の向上しかない。
サービス業は飛躍的に生産性を高める潜在力を秘めている。今こそ『サービス生産性革命』を起こすときだ。まさにオールジャパンの国民運動の幕開けで、私も国民運動の先頭に立つ」と述べられ、生産性の向上へ協力を呼びかけられました。

さて、日本惣菜協会で副会長の(株)ヒライさんは、九州でセブンコンビニを圧倒するおべんとう会社で、年商も200億円を超える成長会社です。その平井浩一郎社長は、まさに生産性を上げるために、セントラルキッチンでの弁当ラインを廃され、セル方式の導入を始められました。長いベルトコンベア前に多くの作業者が並び、流れてくる弁当箱に、持ち分だけの料理を詰める。全員のミスなき結果でベルトの最後の段階で、次々と完成するという流れ作業方式でした。広い場所も必要です。同一アイテムで何千、何万という大量生産なら流れ作業もよいのでしょうが、少量多品種の顧客志向に合わせるには、作業の切り替えも多く、その変更に多くの時間も必要となる。また流れ作業途中のある箇所で滞ると、それ以降も作業が止まり、大きなロスタイムが発生するなどが課題でした。
セル方式では、小さな作業台の前に、容器も料理もすべて揃え、一人が数個づつ完成品を仕上げるのです。流れ作業では歯車の一つに感じます。一人で数個ずつ完成させる。仕事の達成感もあり、出来た品からすぐに出荷するので在庫場所も不要で動線も短く、中間完成品も極小になるようです。その挑戦には、ストップウオッチで何秒かかっているかを検証して、無駄排除で生産性向上の成果が出ているとのことです。1秒の積み重ねが、全社で、年間には数億円の差にも繋がるようです。

デリカスイトも生産性向上に挑戦しましょう。人手不足を嘆くより、現有人材でどのように結果をだせるのかを、ともかくうごこう(智覚動考)ではありませんか。
売上拡大は目的ではありません。「高品質な健康長寿のおいしさ料理」を提供する。そのために一人当たり、時間・分・秒当たり、一坪・売り場の1フェース当たりの付加価値を上げることで、私どもの報酬が豊かになるのです。
デリカスイトで多くの時間を共有する仲間がキラリ輝くために、「あたまにおいしい、からだにおいしい、こころにおいしい」健康長寿のおいしいSOUZAIをちょっぴり高めで評価していただく努力を!今一段のご協力をお願いします。