社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●12年2月1日号

和食文化は、心の催し、健康楽しさ。

ありがとうございます。東洋大学の道畑美希先生から、年末調査(ewoman円卓会議)で、おせちを食べますか?に対しで2割近くの人が「食べない」と答えた、と教えられました。10年前の同調査では食べないという人はほとんどなく、おせちを買うことに少々抵抗があるという意見が多かったようです。10年で大きく変わる。食生活や文化もあっという間に変わるものとなりつつあるようです。グローバル化は想像を絶するスピードで進み、私たちの生活にも押し寄せています。

おせちこそ、日本人の食文化の根底の食と言えましょう。和食文化の伝統を継承し、さらに新たな食文化創造につなげることが、惣菜産業に与えられた責務だと思います。

日本には、四季に応じ24節句や、正月、鏡開き、七草粥、桃の節句、端午の節句、七夕、お盆、重陽の節句、十五夜、敬老の日、七五三、それにハロウィンやクリスマスなど生活に楽しい文化を創りだしました。出産・子供に関しても、帯祝い・お七夜・お宮参り・お食い初め・初誕生・初節句・七五三・十三参り・入園・入学・卒業など多彩なお祝いで子の成長を見守っています。さらに、長寿に対しても、還暦・古希・喜寿・傘寿・半寿・米寿・卒寿・白寿・上寿等で祝います。結婚記念日や誕生会なども含めると、一年中がお祝いの日として楽しめる文化を持っています。

2030年には、60歳以上の年台が5割を超える日本の人口構成の中、生活習慣病(がん、糖尿病、高血圧性疾患、心疾患、脳血管疾患)が急増しています。特に、メタボシンドローム・糖尿病患者が共に2000万人以上(高齢者の2人にひとり)と言われ、食産業の負う責務は重大です。食生活の変化も大きな要因であり、あらためて和食を見直していく必要に迫られているようです。

「安心・おいしさ・値打ち・楽しさ・新鮮さ」五誓の下、健康日本にも役立っていきたいものです。さあ、節分!

鬼はー外、福はー内。短所を追い出し、長所を呼び込もう。

季節 節月 節(せつ) 中(ちゅう)
一月 立春(315度、2月4日) 雨水(330度、2月19日)
二月 啓蟄(345度、3月6日) 春分(0度、3月21日)
三月 清明(15度、4月5日) 穀雨(30度、4月20日)
四月 立夏(45度、5月6日) 小満(60度、5月21日)
五月 芒種(75度、6月6日) 夏至(90度、6月21日)
六月小暑(105度、7月7日) 大暑(120度、7月23日)
七月 立秋(135度、8月7日) 処暑(150度、8月23日)
八月 白露(165度、9月8日) 秋分(180度、9月23日)
九月寒露(195度、10月8日)霜降(210度、10月23日)
十月 立冬(225度、11月7日) 小雪(240度、11月22日)
十一月 大雪(255度、12月7日)冬至(270度、12月22日)
十二月小寒(285度、1月5日)大寒(300度、1月20日)