社内報(まごころこみゅにけーしょん)より

Founderより

●09年12月1日号

存在意義と変化

看板壊し
ありがとうございます。
はや、師走。
不況の寒風が吹き荒れる中で、21世紀初頭の10年から第2ステージに向かおうとしています。
先月より、旧本社ビルの取り壊し工事が進められています。(写真)
顧みれば、1985年当時、市内で大垣共立銀行本店ビル(17階)に次ぐ高さの“大垣信用金庫本部ビル”を購入、本社を置きました。昨日のことのようです。
1階に「懐石料理・美濃味匠」を開きました。その縁でパルコ出店・メルサ移転・Osozaiya美濃味匠に進化しました。2階でスイテック事業をスタート、巨大なパラボラアンテナによるインテルサット衛星経由のアメリカTVを受像し、210インチ大スクリーン放映には多くの地域市民が集まりました。オープニングイベントで(当時の)セイノー情報サービス・鈴木秀郎社長と岐阜県副知事・梶原拓氏のビッグ対談を催し、それが、現在のソフトピアジャパン拠点の契機になったのではと思いおこしています。結果として、本社も現在地に移転、また「@-Phone拠点」運営を担えるまで歩んできた、現在のスイテックに繋がったのでしょう。
<<< 因みに@-Phoneの販売代理店になれました。お買い求め、PRを!>>>
3階や6階には西濃情報サービスや西濃産業様、アートユニフォームのハイルバーテイ様等がテナント入居され、今では 夫々が素晴らしく発展されています。
5階には日本初の「日本国際ポスター美術館」(1996年)も開設、岐阜経済大学に移転した今では9千点の作品も蒐集されるまでになりました。

あれから間もなく4半世紀、数々の役割を果たし、姿を消そうとしています。この様な歴史を歩んだ土地が更地になります。その場を新しい時代にいかなる意義ある地に創り変えるのかについては、「私が思う・私が動く」皆様の英知を期待するものです。

このように、ビルだけでなく、多くの店、商品、作り方、売り方、人、考え方さえも”時代に合う存在意義“は永遠ではなく、必ず消滅の時が訪れます。

300円・250円・198円の激安弁当がメディア上を賑わせています。一方、ミシュラン、グルメ、安全・安心、メタボ対応、野菜1日350グラムなどのキーワードも溢れています。
「お値打ちで、且つ心も体も満足」の本物料理の実現こそ、デリカスイトの存在意義です。
「地域社会みんなの(まずお客様)満足とやすらぎを得よう」を徹底してゆきましょう。
「ありがとうございます」「五誓」「美濃身土不二・知多身土不二」「おいしい地下水」「野菜・米・お魚のプロフェッショナル」「なだ万技術」「JR駅、高速SA、セントレア、各地のSCやSM、宅配等の販売立地」「IT技術」「売る気力」など長所もたくさん持っています。

明日に生きる 今日でありたい。そのためにも今日を、「今と、ここ」を大切にしたいものです。長所を伸ばしあいましょう。


美濃味匠オープニングテープカットの田口利夫西濃運輸社長、土屋斎大垣共立銀行頭取、松田岩夫衆議院議員、堀


スイテックにおいて左から堀と田・土屋・田口の各氏


オープニング記念セミナー山中氏・梶原拓副知事・鈴木秀郎セイノー情報サービス社長


同左後列中央に現ソフトバンク社長室長の嶋聡氏


小倉満大垣市長と松田岩夫衆議院議員(当選直後)


堀・土屋斎大垣共立銀行頭取


来賓お見送りの嶋聡氏

 

◎MGR会議で紹介
NHKプロフェッショナル 11月10日放送 成城石井 代表取締役社長大久保恒夫。


イトーヨーカ堂で経営戦略に携わり、ユニクロ、良品計画など小売業のコンサルタントとして名を馳せた。特売やちらしを使わずに売り上げを増やす。
大久保恒夫は週の半分はオフィスを離れ、店の売り場へと足を運ぶ。見るのは3つのポイント。品切れがないか、掃除が行き届いているか、そして、あいさつができているかだ。どれもごく当たり前のことだが、大久保が最も大切にする「客に喜んでもらう」売り場作りのために欠かせない。喜んでもらうことを第一に考えることが、結局は売り上げや利益にもつながることになる。大久保の改革は、その意識を全社員に植え付けることが肝だ。
目先の数字をおっていては成長できない。
刻々と変化する客のニーズに応えていくためには、現場の一人一人が自主的に考え、行動できるようにならなければならない。そのために大久保はまず、現場に権限を与え、本部と店の間に立つ専門スタッフを強化するなど、現場をサポートする体制を整える。ポイントは、ただ現場に任せるのではなく、本部の方針や指示は明確にすること。進むべき道ははっきり示した上で、方法はそれぞれの人に任せる。そうやって従業員の力を引き出していくのが大久保流だ。
『仕事に楽しく挑戦し、仕事を通して成長できる人。なおかつ部下を、仕事に楽しく挑戦し、仕事を通して成長させられる人。これがプロフェッショナルだと思います』