私たちの食への姿勢

21世紀ビジョン

ありがとう。いきいきワクワク デリカスイト21世紀ビジョン
1.食の安全の危機から気づきを 2.身土不二

1.食の安全の危機から気づきを

1996年病原性大腸菌O-157が猛威を奮い死者のでる社会問題となりました。
以降BSEや鶏のインフルエンザ等食の安全に関わる心配事が次々襲い掛かってきます。
しかし前向きに天の悟り「気づき」の必要があっての必然と受け止めるならば、これは私たちにとり大きな教えであろう「ベスト」なんだろうと喜ばねばならぬことかも知れません。
さあ、どうすればよいのでしょう。

安全・安心こそ最高の尺度

O-157事件が社会問題になった時、売り上げが寧ろ上がる業態もありました。たとえば中華料理・うどんやさんなどです。それは中華やうどんは熱が通った食べ物だからO-157の心配はないだろう、と思ったからでしょう。
そうです、どんな混乱の時も安心できる食べものをお客様は求めておられるのです。
もし、デリカスイトが熱の通ってないものでもあそこは絶対の絶対に安心だ。と心から信じていただいていたらきっと売り上げが下がることはないはずです。もう一度原点に立ち戻り「安心―それは手洗いの徹底と周りの整理・清掃から。」の体制づくりをせねばなりません。精神上や物理的な手洗いだけではなく科学的にもシステムとしても絶対大丈夫と思われる仕組みにすることが必要なのでしょう。
そして、安心とはその衛生管理上の対応に止まりません。求めるものは自分たちの人間としていかにイキイキした身体のためになるのか、そのための食べ物とはどうあるべきなのかが最重要視点として知らぬ間に考え行動しているのです。

からだにおいしい

即ち身体にいかに良い食べ物なのか、それが楽しく食事できるほどの「おいしさ」をもっているのか、素材の味・味付け・調理法・冷温等を、また経済的に「お値打ち」なのか、追求していかねばなりません。
食品材料についての吟味も、もっともっと健康・おいしさ・値打ちのキーワードに合致しているのか考え行動せねばならないでしょう。
さらにいえば、そのおいしい食べ物が心豊かに楽しいものなのか。どんなデザインや固有の歴史・文化を供えているのかも必要でしょう。
また、日々の歳時や時間もそのタイミングがますます重みをましてきます。良く考えていくともっと大きな責務が見えてきます。

食材安心農家を支援しよう

たとえば無農薬食材、化学肥料を使わない食材の実現には一挙に全量切り替えという情況にはありません。その実現のためには、と、まずはおいしい「無農薬」を10%購入からはじめてきました。
今は50%以上に増えてきました。幸いお客様には好評いただいています。
このことで当社が消費者の支持を大きく得れば同業ライバルが真似をします。
またそのライバルにも及びます。また購入農家が成功すればその隣の農家も真似をするでしょう。そのまた隣の農家も。その輪はどんどん広がるはずです。
その輪が広がればその「無農薬」の生産コストもぐんぐん下がってくるでしょう。
そうです、私どものデリカスイトは日本の(世界の)農業革命の起爆剤としてそして原動力として本当に安心しての食べ物社会の実現に向けての使命が天から与えられているのだと思います。そんなことが実現した時、間違いなく私たちデリカスイトは社会で無くてならない企業として存在している筈です。そこで生きる仲間ももっと豊かでもっとイキイキとした生涯が得られるに違いありません。

継続こそ力

それには今の分母が小さすぎます。 六十数億の売り上げではその5割の50%15億ほどの購入に過ぎません。もっともっと大きな売り上げにしなければ起爆力として機能しません。そんな意味でも私どもはせめて100億の売り上げを早急につくりあげましょう。100億実現を数年内には必達しよう。
思いを実現しよう。その為にはお客様に喜んでいただけることにつきます。安心できる、身体に良い、おいしくて、お値打ちな、出来立ての、楽しい食事を提供できるシステムを積み上げねばなりません。
さあ、歴史からも求められる農業(食事)革命者に。地域から求められる料理提供者に。グローバルに求められる西美濃地域の生活文化情報発信者になろうではありませんか。その報酬は人生で「大きな使命を果たし、精神的にも誇り高く経済的にも豊かな生涯を送る」ことでしょう。

2.身土不二

西美濃は食材の恵みの地

もう一つ「身土不二」の思いで食材購入に勤めたい。
幸いデリカスイトの拠点は岐阜県大垣市です。濃尾平野の西部地帯に位置しておりその西北部には揖斐や養老の山々がそして伊吹の雄姿があります。
お米を始め大豆・麦・枝豆などの野菜や蓮根・にんじん・大根等の根菜、長良川の鮎や養老水郷地域のモロコや鮒・鰻などの川魚も豊富です。養老は食肉のメッカでもあります。
県内の飛騨牛や美濃健豚や古地鶏も名高いものです。
この地西美濃は若狭湾から10数キロと近く、伊勢湾にも10数キロの日本列島の最狭部を縦断する地であり、海魚も手近に入手できる恵まれた地域です。

地下水に恵まれ

その上、誇れるものが「究極の食材」である「水」に恵まれていることです。
この大垣は地下200メートルから年間を通じ13.5℃のおいしい地下水が自噴することで有名です。
大垣市の上水道の水源はこれを利用しておりほとんど消毒の必要もなく、全戸がおいしい地下水を飲んでいます。まさに「食文化・料理」のいのちが「水」なのです。

地球の裏側から??

グローバル化が進み世界中の食材がスーパー店頭に溢れています。いつでも、世界中の食材が安価に味わえる・・このことがいいことなのか今考えさせられます。
アメリカや中国から、また遺伝子組み換えの技術により大豆も輸入され例えばそれを原料とするお豆腐はスーパーの目玉商品となっております。価格も1丁38円、時には18円と驚く値段です。
これでは地元の農家は大豆をつくりません。町の豆腐屋さんもいずれはなくなるでしょう。
ほんとにいいのでしょうか。

食とはいのちの連鎖

本来食材は地元の旬の食材を使って食べるのが正しいのでしょう。
野菜も米も牛も鶏も命そのものです。生命を授けられ、それで私たちの命が成り立っているのです。
生命の連鎖があり人間の営みが、今日の自分の命があるのです。
もっと感謝せねば、と強く思います。天からの恵みで生かされていることに感謝せねばなりません。
まず、住んでいる地域で産された旬のものを戴くこのおいしさに目覚めましょう。

美濃身土不二

私どもは西美濃の食文化を伝えたいとおもいます。
西美濃の食材をまず求め、それが無いときには岐阜県や隣県に、そして若狭や伊勢の海に、さらに必要ならば国内で、どうしても手に入らない物は、仕方がなく海外からという購買の順があるのだと思い定めました。

出来立て炊き立て

ご飯も大垣の水で洗米して浸漬、1升分に小分けして、その分の炊飯に必要な水を凍らせてアイスノン状態にして浸漬米と一緒にお店に届けます。店には1升炊飯のIHジャー10台を準備しておき浸漬米と解けた水をいれ、5分おきにスイッチ・オンしています。おいしい大垣の地下水で5分毎に炊きたてご飯が炊き上がります。おいしい・おいしいご飯です。

お客様の目の前で少しずつ、出来たて、炊きたてを・・一生懸命続けています。
やりぬいてゆこう。ご協力よろしく。

株式会社 デリカスイト
代表取締役 堀 冨士夫