栄養満点弁当で野菜不足解消

大垣桜高校や企業と連携 市が開発

食生活を通じた市民の健康づくりを後押ししようと大垣市は、大垣桜高校(大垣市)と惣菜メーカーのデリカスイトと連携し、栄養価や減塩にこだわった「からだよろこぶ栄養満点弁当」を開発した。今後、同社が運営する市内外の店舗で土日限定で販売する予定。

健康食弁当

筑前煮や中華サラダなど12品

12品のおかず入りで880円筑前煮や中華サラダなど、野菜を1食あたり120グラム以上と多く盛り込んだ。豆腐ハンバーグやサバの塩焼きといった食べ応えのある品も並ぶが、1食あたり575キロカロリーで、食塩相当量も3グラム以下とした。
不足しがちな野菜は厚生労働省が推奨する1日あたりの摂取量の3分の1程度をクリアし、過剰に摂取しがちなカロリーや食塩相当量も、同程度の量に抑え、バランス良く仕上げた。
弁当の開発は、健康寿命の延伸を目指す市の啓発事業「水都生き活き健康プロジェクト」の一環。同校からは栄養や調理を専門に学ぶ食物科の2年生38人が参加し、4月ごろからメニューづくりを進めた。
事前に市保健センターの職員が生徒に市民の健康課題を共有し、県の調査結果から野菜不足が顕著だと分かった30代女性を購入者のターゲットと設定。開発の過程では、同社の管理栄養士も助言し、栄養面や商品としての実現性から、サバの味噌煮を塩焼きに変えるなど、試行錯誤を重ねたという。

弁当は、8月29日にアル・プラザ鶴見(同市鶴見町)が開いた「ヘルシーおおがきフェア」で発売。
限定50食が15分ほどで売り切れる人気ぶりだった。

フェアでは生徒による開発過程の発表もあり、石田仁市長と試食会を重ね、商品名やパッケージにもアイデアを出し合ったことなどを紹介した。

小林暢衣楓さん(16)は「ヘルシーかつしっかり食べてもらいたいという思いで考えた料理が形になってうれしい」と達成感をにじませた。加藤結衣さん(17)は「健康に過ごしてもらえるよういろんな人に手に取ってもらいたい」と期待した。

今後弁当は、美濃味匠アクアウォーク大垣店(同市林町)など、同社が運営する店舗で土日限定で販売する予定。
受注販売も受け付ける。

9月10日(木)中日新聞 「栄養満点弁当」で野菜不足解消